中原理恵/ディスコ・レディー  後の欽ちゃんファミリーで爆笑コントを連発していた中原理恵のヒット曲。
 彼女は同期デビューに渡辺真知子がいて、よく二人で歌番組をにぎわせていた。
 自作自演でオリジナリティを強調する渡辺に対して、彼女は当時は珍しい大胆なショートカット、ディスコ・摩天楼・ららばい・など都会的なイメージで対抗していた。
 今になってみると実力派の渡辺が生き残っているが、彼女のコミカルさを見出した欽ちゃんの眼力には脱帽するしかない。
 グループサウンズで最も歌の下手な井上順之(当時はジュンジだった)のソロである。
 スパイダースで同じタンバリンニストだった堺正章は得意のバラードで「街の灯」などのヒットを飛ばしたが、いかんせん彼は音程・声量がからきしで、このような鼻歌もどきの歌しか歌えなかった。後に彼がドラマやバラエティに活路を見出したのは賢明であった。
 でもこの曲、ピンク・レディーでを一世を風靡した阿久悠/都倉俊一のアクトクコンビの作なんだよね。
井上順之/昨日・今日・明日
松本伊代/センチメンタル・ジャーニー  今このレコードを出してきて見るとジャケットが3枚見開き「伊代とあなたの愛称占い」がおまけに付いていてお買い得かな?当時16歳の伊代ちゃんはH156cmW38kgB72cmW55cmH80cm靴のサイズが22.5cmとノンセクシュアルなお子ちゃまサイズ。
 私の印象は「ロボットみたい」、別世界に住んでいる無機質な少女って感じでした。
 Jazzのスタンダードと同題名も同世代の少年少女には何の抵抗もなく受け入れられました。
 彼女もアイドルの王道です。
 彼のデビューに度肝を抜かれた人は多かったと思う。「スケールの大きさと抜群のフィーリングで圧倒する歌謡界待望の大型歌手!」とコピーにあるように、力技で圧倒し他の追随を許さなかった。
 海外ではトム・ジョーンズやエンゲルベルト・フンパーディンクなど、男臭さプンプンのラスベガス・エンターティナーが目立っていた頃でもあった。時代が彼の登場を待っていたということなのかもしれない。
 でもこの歌詞(阿久悠)はとてもシンプルなんだよね、なんてことの無い詞をパワーで押し切ったって感じですね。
尾崎紀世彦/また逢う日まで
久保田早紀/異邦人  大げさともとれる印象的なイントロと「ちょっと振り向いてみただけの異邦人」の歌唱が記憶に残る名作でしょう。
 彼女もソングライターでもっともっとほかの曲も聞いてみたかったのだが、完全なる一発屋で終わってしまっやのは残念だ。
 この曲も日本歌謡史からは、はずせない一曲であると思う。
 彼女はいったい何処に行ってしまったのだろうか?
 彼女も40歳を越え、再デビューを望んでいるのは私だけではないはず。中年を迎えたジプシーの歌声をもう一度聞きたいものである。
 私が持っているレコードでは、これがいちばん古いのかもしれない。なにしろ1963年・定価は¥330である。
 いつ何処で買ったのか記憶に無いのだが、近所にある正光堂でなんかの拍子に買ったんだと思うけれど、小学生低学年のガキが洋楽を買うなんて、ませたガキだと思われたんだろうなあ。
 今聞くと録音は最悪。壁の向こうで歌っているようだ。
 しかし曲の出来は最高でUSAのヒットチャートを賑わせたことだけはある。ジャケットの解説は高崎一郎。もー、懐かしくって涙が出そうな一枚です。
 
ロネッツ/ビー・マイ・ベイビー
太田裕美/木綿のハンカチーフ  皆さんご存知の大ヒット曲なのだが、これを初めて聞いたときに思ったのが、「松本隆さん、やってくれちゃったね」だった。
 歌詞のストーリーがまるでBob Dylanの「スペイン皮のブーツ」とそっくり同じなのである。ブーツがハンカチに変わっただけ。
 元はっぴいえんどの松本隆がDylanの曲を知らないわけは無く、盗作騒ぎで大騒ぎになるぞ、とワクワクしていたのだが・・・・、何も起こらず拍子抜けしたものだった。
 これは作詞じゃなくって「訳詞」ですよ、松本さん。
 都会に出ていった男の心情もわからなくは無い。そりゃ、都会には垢抜けした女の子や誘惑がいっぱいあって、田舎に残してきた彼女のことなど、振り返る暇無いよね。
 吉田拓郎の歌は、ひねりが無くってストレートの直球勝負。
 個人的にいえば、吉田拓郎がいちばん私に影響を与えたアーチストだと思う。拓郎がいなければDylanも聞かなかったろうし、意固地な大人にもならなかったろう。
 彼らがフォーライフレコードを作った当初、求人広告を見つけて原宿にある会社まで行ったことを思い出した。書類審査・面接を終え、1週間後レポート提出。好きなアーチストについて書きなさい。私が選んだのはBob Dylan。ストレート勝負に行き過ぎたかな?
 結果は、当然落ちました。
吉田拓郎/明日に向かって走れ
松村和子/菜の花咲いていた  「帰ってこいよ」で衝撃的なデビューをした松村和子の第3弾シングルです。
 デビュー曲のような奇をてらったインパクト感は無いけれど、ストレートに恋心を歌い上げた名盤です。
 この曲をラジオで聞いた後、レコード屋に飛び込んだ記憶があります。
 作詞・作曲は三上寛!聞く機会はほとんど無いと思うけれど、是非聞いてもらいたい一枚です。この曲を埋もれたままにしておくのは、損失だとまで言い切れます。
 名盤ですよ。
 きっと知ってる人はいないだろうと言い切れる1枚です。
 私がすんでいる人口2万人の町から歌手になった貴重な人のデビューシングルなのです。
 もーメチャクチャ暗い曲で、案の定、わが町以外では評判にもならなかった。ただ、驚くことに作詞を担当しているのが、大藪春彦なので、それだけでも珍品に入るかも?
 人の噂では、その後の彼は、傷害事件を起こしムショ暮らし。出所後も荒れた生活が続き、刃傷沙汰の挙句刺し殺されてしまったそうです。
 ハードボイルドを貫き通してしまったんですね。
島崎徹/ハードボイルド・ブルース

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